生成AI時代の経営変革を牽引する対話データの可能性|ブリングアウトが挑む一次情報経営

Press Release
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株式会社ブリングアウトは、生成AI時代における経営変革の鍵として「対話データ」に着目し、その活用を通じた一次情報経営の実現を目指しています。本記事では、元マッキンゼーで7年間にわたり戦略立案を担い、2025年にブリングアウトへ参画した中村のキャリアと思想を紹介します。なぜ彼が安定したキャリアを離れ、ブリングアウトでの挑戦を選んだのか、どのように生成AIとコンテクストを掛け合わせて経営課題を解こうとしているのかを、インタビュー形式で紐解きます。対話データを経営資産に変え、意思決定の質を高めるというブリングアウトの取り組みと、その未来像が語られています。

中村は2018年に新卒でマッキンゼーに入社し、7年間でアソシエイトパートナーまで経験。 順調なキャリアを歩んでいた中、「自分の力をもっと広いフィールドで試したい」と決断し、スタートアップへの挑戦を選んだ。 彼が飛び込んだのは「生成AI最前線」で日本を代表する企業の経営変革を行うブリングアウト。 生成AI時代の勝負を分ける「コンテクスト」を軸に、BizDevとして新しい勝ち筋を見つけ出すことが彼の役割である。 戦略ファームで培った思考力とリーダーシップを土台に、スタートアップで事業開発を牽引する中村のキャリアに迫ります。

中村友哉プロフィール
中村友哉プロフィール

ビジネスを理解するために選んだマッキンゼー

インタビュアー: 中村さんのご経歴を伺えますか。 中村: 生い立ちのようなところからお話しすると、私は、親が長崎の開業医、祖父も叔父も医者という家の一人息子です。自分も当然医者になるのだろうと思っていました。 でもあるとき、「このまま医師になって、地元で一生を過ごすのか?」という疑問が生まれました。もちろんそれも立派なことなのですが、私自身はあまりワクワクしなかった。思い切って志望変更し、宇宙物理を学ぼうと東大に進学しました。 ただ大学に入ってから物理は挫折してしまいまして(笑)、探求型の学習塾を立ち上げたり、自動運転の研究に触れたり、航空機メーカーのビジネスコンテストに出場したり、面白そうだと感じることに片っ端から取り組んでいました。 大学院卒業後はコンサルティングファームのマッキンゼーに入社し、ライフサイエンス・消費財セクターの戦略案件を中心に担当しました。計7年をマッキンゼーで過ごし、2025年4月にブリングアウトに入社しました。

インタビュアー: 新卒ではなぜマッキンゼーを選んだのでしょうか。 中村:大学生活を通じて、私は「知的に面白いこと」に惹かれるタイプだと気づきました。だからこそ、ファーストキャリアは業界を絞りたくなかった。若手の成長という意味でも魅力的なコンサルティングファームを中心に検討し、どうせならトップティアにとマッキンゼーを選びました

中村友哉インタビュー1
中村友哉インタビュー1

マッキンゼーでの7年間と「外に出たい」という思い

インタビュアー: マッキンゼーでの7年間、今振り返るとどうですか? 中村: とにかく楽しかったですね。今振り返っても最高のファーストキャリアだったと思っています。優秀で人間的にも魅力のあるリーダーやメンバー、クライアントさんと共に、社会的インパクトも大きく困難な課題を解いていくのは、やり甲斐がありました。成長すると“次のレベルのロール”を任されるため、常に新たな世界が拓け、飽きることがなかった。刺激的な環境でした。 初めてマネージャーやディレクターロールをやったプロジェクトなどは強く印象に残っています。 インタビュアー: そんな中なぜ外に出ようと? 中村: 昇進の結果コンサルタントとして経営層の方と向き合う機会が増える中で、実際その席に座ったことのない自身の経験や厚みのなさが気になることが増えていました。経営に対するアドバイザリーとしての経験値は積めていても、その実行のドライバーシートに座ることはない。自身がその席に座った時に力を発揮できるのか、「外に出て自分の力を試そう」と決めました。


マッキンゼーの次のキャリア。スタートアップかファンドか。

インタビュアー: 転職活動はどう進めましたか。 中村: 経営に近いところに行きたかったので、PEファンドのバリューアップチームとスタートアップを中心に検討しました。事業をバリューアップすることと、ゼロに近いところから作っていくことは大きく違いますが。大学時代に一度起業して失敗した経験もあり、どこかでまたスタートアップに挑戦したい思いが捨てきれず、最終的にはスタートアップを選びました。 インタビュアー: ブリングアウトに決めた理由は? 中村: スタートアップで働くなら、事業の方向性はある程度固まっていて、これからがまさに勝負というフェーズで挑戦をしたかった。完全にゼロからなら自分でやろうと。 そんな中、ブリングアウトと出会ったのはエージェントからの紹介がきっかけです。

正直、最初にエージェントから話を聞いたときは「営業DXの会社か」と思って興味が湧きませんでした。営業経験がほとんどなかったのでピンと来なかったんです。 でも実際に話を聞いてみると、「営業はあくまでユースケースのひとつで、本質は対話データの持つ潜在的な価値をどう生成AIでアンロックするか」だと分かりました。大学時代に非構造化データをもとに示唆を出していくような研究をしていたため自身と親和性もあり、「これは面白い」と思いました。 加えて、経営陣のバックグラウンドにも惹かれました。CEOはコンサル出身で、事業会社も経験し、一度スタートアップを立ち上げて失敗経験もある。自分と重なる部分がありつつ、自分以上の経験を持っている人と近い距離で働けるのは大きな魅力でした。


中村友哉インタビュー3
中村友哉インタビュー3

対話解析AI市場で急成長スタートアップ「ブリングアウト」

スタートアップBizDevのリアル

インタビュアー: 入社後はどんな役割を担っていますか? 中村: BizDevのヘッドとして、①ユースケースの開発、②営業、③デリバリーを統括しています。 対話解析AIによって解決できる経営課題を仮説立てしながら、「商談データを分析して営業の勝ち筋を定義する」や「会議データからベテランのナレッジを抽出する」などのユースケースを作り、お客様に提案しています。 入社後、ある大手企業の経営企画の方と会話している際に「1500人の営業の数値の集大として幾ら売れたかは分かっても、なぜ売れたのか、さらなる改善はできるのか、その裏が見えない」という話を聞きました。ここを対話データで可視化できれば、経営判断に直結するダッシュボードを提供できると気付き、その開発に取り組んだりもしています。 顧客の声を聞いて刺さりそうなものを試し、成果が出れば商材としてスケールできそうか検討する。一連の過程で、コンサル時代に培った課題特定力や仮説構築力、折衝力がフルに活きています。 一方で、スタートアップはリソース制約があるので「やらないこと」を決めるのが特に重要。顧客満足度が高くてもスケールしないものはクローズする。「本当に売れるのか。事業として成立するのか。」という感覚が求められるのは、コンサルとの大きな違いであり面白さです。 インタビュアー:営業についてはどう感じていますか? 中村: 最初は少し抵抗がありましたが、やってみると非常に面白い。アカウントのパワーマップを描き、会社にとっての最良のタイミングを見極めつつ、関連部門を巻き込んだり、経営層の抱えるアジェンダに関する討議等をさせていただきながら提案を進める。総合格闘技的な問題解決ゲームだなと思っています。 ブリングアウトはエンプラ企業のお客様が多いので、大手エンプラ企業の経営層と議論する——ここはマッキンゼー時代とさほどギャップがない。むしろ今は自分がオーナーとして経営者と1on1で対話し、意思決定の場に立てる。これは大きな成長機会です。

中村友哉インタビュー4
中村友哉インタビュー4

生成AI×対話データが拓く未来

インタビュアー: ブリングアウトの事業のコア「対話データ」について教えてください。 中村: 生成AIのポテンシャルは誰もが気づいていますが、“組織として”使いこなせている会社はまだほとんどありません。議事録やリサーチ、壁打ち用の現場の便利ツールの域を出られていないのが現状です。 私は生成AIの出力は「AIエンジン ×(プロンプト+コンテクスト)」で決まると考えています。エンジンは日々進化し誰でも使える。プロンプトも重要ですが価値は相対的に下がりつつある。では何が差を生むのか。それが“コンテクスト(文脈)”です。 例えば医師は医学知識を持っていても、患者の症状や生活習慣に関する情報がなければ正しい診断はできません。AIも同じで、各企業ごとの特徴や、過去の成功と失敗の事例、顧客のニーズなど、その企業ならではの情報を与えることでアウトプットの質が格段に変化します。 商談や会議、日常のやり取りの中には「何が刺さり、刺さらなかったのか」という暗黙知が大量に眠っている。それをデータとして構造化することができれば、生成AIを用いて、真の意味で意思決定に役立てる、業務を大きく変革することができると思っています。 インタビュアー:AI時代、コンテクストデータを集めるチームに勝ち筋があるということですね。 中村:はい。ブリングアウトの強みは、生成AIのエンジンではなく“質の高いコンテクスト”にフォーカスしている点です。対話データを軸にユースケースを共創し、成果を検証し、スケールさせていく。単なるAI SaaSでも、単なるコンサルでもない。両者をかけ合わせた独自のポジションを築いています。 AIエージェントが次々登場する時代においても「そこにどうコンテクストを流し込むか」を設計できる会社は強い。私は、ブリングアウトがその立ち位置を確立できると確信しています。


若手コンサルへのメッセージ

インタビュアー: 最後に、戦略ファームで働く若手コンサルにメッセージをお願いします。 中村: 私は、コンサルにいるなら「マネージャーまではやってみるといい」という考えです。良い環境だと思います。ただ、いつかスタートアップで挑戦したい方は早めに飛び込んでもいいんじゃないかな。 若手のうちに「商材を企画・開発し、顧客を開拓して、経営層と議論し、価値をお届けする」一連の経験を積めるのは本当に大きい。成長環境としては申し分ないと思います。興味がある人はぜひ飛び込んでみてほしいですね。

中村友哉インタビュー5
中村友哉インタビュー5

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【採用責任者コメント】 中村の話を聞いていて改めて感じるのは、彼が「考える人」で終わらず、「背負う人」であろうとしている点です。マッキンゼーで磨いた戦略思考や構造化能力は、正直どこでも通用するものですが、ブリングアウトで彼が発揮している価値は、その思考を一次情報の現場に持ち込み、自ら意思決定し、事業として成立させにいく当事者性にあります。生成AIの時代において、本当に差がつくのはアルゴリズムではなく、どんなコンテクストを集め、どう経営に接続するかです。中村はその核心を理解し、BizDevとして顧客・プロダクト・組織を横断しながら勝ち筋を描いています。こうしたプロフェッショナルが集い、実践を通じて一次情報経営を磨き続けていること自体が、今のブリングアウトの強みだと感じています。