はじめまして! 2025年11月より VP of AI として株式会社ブリングアウトに参画した水谷享平です。 早いもので入社から約一ヶ月が経ったので、この記事では入社の経緯、どんな仕事をしていくのか、そして1ヶ月過ごしてみての感想なんかを赤裸々にお伝えできればと思います。
AIに対する考えが「一致しすぎて」入社を決めた
入社の背景をお話しする前に、まずは私自身のAIに対する考え方がどう変化してきたかを共有させてください。 ChatGPTが登場した直後から、私の生活は公私ともにAI一色になりました。ただ本格的に「AIのすごさ」を確信したのは、ちょうど一年前、2024年末にリリースされた ChatGPT o1 Pro です。当時もAIは便利なツールだと思っていましたが、それまでは「主役は自分」「AIは補助」という認識でした。しかし o1 Pro を触った瞬間、「あ、これもう確実に自分より賢いぞ」と感じ、価値観が大きくひっくり返りました。 そこから Vibe Coding に手を出し始めたり、AIエージェントやMCPまわりを触り、プライベートも仕事も「AIに良い仕事をしてもらうにはどうすればいいか」という実験に明け暮れる毎日が始まりました。 そして気づいたのは、AIに期待通りのアウトプットをさせる最大の鍵は「情報をどう与えるか(あるいは与えないか) のコントロール」だということでした。 AIエージェントをコアとしたサイクルを回す場合、どのエージェントに何の情報を参照させて、更新させるか、といった細かいチューニングをすると、かなり狙った成果がでることが分かってきたのです。 こうした試行錯誤から、AI活用の本質は「コンテクストエンジニアリングにある」と確信をもって思うようになりました。中でも重要なのは「入口」であるコンテクストの収集です。どんな情報をどれだけ正しく取得し、構造化できるかでAIのパフォーマンスが決まるためです。 そんなことを日々考えていたタイミングで、ブリングアウトのメンバーと出会い、驚きました。 「AIの未来で最も重要になる領域のど真ん中をやっている会社だ…」 ブリングアウトは単にSaaSを売っている会社ではなく、AI社会を見据えたコンテクスト基盤づくり、その先の事業エコシステムまで一貫して構想している。 面接の中でAI観があまりにも一致しすぎて、気づけばワクワクしすぎて入社を決めました。
VP of AIとして目指すこと
こうして VP of AI としてブリングアウトにジョインしたわけですが、私が目指すゴールは明確です。
世界一、AIのポテンシャルを引き出せる会社をつくる
VP of AIは定義の曖昧なポジションですが、AIをフル活用して事業を進化させる会社全体のエンジンとして動いていくつもりです。 これまで私は、Googleで技術営業・技術コンサル、XRスタートアップのSTYLYでは執行役員として技術から人事、経営企画、上場準備まで幅広く担当し、直前のTenstorrentでは官公庁案件を推進してきました。
IT領域の中で、技術・ビジネス・組織の全方位を経験してきたことが大きな強みです。この経験をフル動員し、ブリングアウトでは以下の2つを軸に動いていきます。
① 中長期の新規事業をAIドリブンでつくる(外向けの価値創出)
コンテクストを起点とした新しい事業機会をAIとともに探索し、事業として成立させていく。 自分のスタイルとして思想ドリブンで進めつつも、AIを最大限活用して技術とビジネスの実装を爆速で回していきます。
② ブリングアウト自体を AIで武装した会社にアップデートする(内向けのドッグフーディング)
新規事業を生み出すためには、まず会社自体がAIを使い倒す存在であるべき。 そのため、社内の実務フローや知的生産活動をAIで再設計し、「AIを使っている会社」ではなく「AIを最も活かす会社」を社内からプロトタイプしていきます。 こうした外向けと内向けを同時に進めながら、ブリングアウトが掲げる「対話データから経営変革を生み出す」という構想を、AI時代に最適化された形に進化させていくつもりです。
本気でフルリモートを実現している、最高の環境だった
ここからは、入社して1ヶ月の率直な感想です。 入社して本当に驚いたのは私がこのフェーズのスタートアップに対して抱いているイメージの100倍くらい会社が整っていたことです。社内情報や業務フロー、そして何よりオンボーディングの手厚さがやばいです。 これはブリングアウトがフルリモートであることと大きく関係していると思っています。 最近では各社がどんどん諦めているフルリモートですが、ブリングアウトに入って知ったのは「経営レベルでの圧倒的な覚悟」がないとフルリモートはできないということです。 最近は多くの会社がフルリモを諦めつつありますが、ブリングアウトには
不文律を一切許さない徹底したローコンテクスト文化
オンラインだからこそ相手へのリスペクトを重視する文化
が根付いていて、これが「フルリモでちゃんと回っている会社」を成立させています。社内ではこれが当たり前として扱われていますが、正直このレベルのモデルケースは本にできると思います。 正直働きやすさが尋常ではなく、むしろ「ここまで環境が整っていたら、成果出せなかったとき誰のせいにもできないな……」と勝手にプレッシャーがすごいです。助けて。
ぜひ一緒に働きましょう!(採用募集中)
ChatGPTが登場して3年が経ち、AIが不可逆な変化であることは疑いようのない事実です。いま現役世代の方々にとって、おそらくこの数年間は人生最大の社会変革のタイミングになるでしょう。 正直言って、AIによる変化を全て予測するのは不可能です。進化が早すぎて、来月どうなっているのかさえ分からない状態がずっと続いています。 そうなると、この社会変革に乗っかるには外から眺めているだけでなく、中に飛び込むしかありません。 ぜひ一緒に未来を作っていきましょう!
プロフィール 水谷享平
東京大学大学院工学系研究科修了後、Googleでオンライン広告の技術営業およびモバイルアプリ開発者向けの技術コンサルを担当。 その後、XRスタートアップ STYLY に執行役員として参画し、プロダクトマネジメント・経営企画・人事・上場準備を統括。 テンストレントジャパンでは官公庁案件を担当。 事業構想大学院大学 客員教授としても活動し、AI・XR・組織変革を横断する実践知を持つ。
ブリングアウトに興味を持ってくださった方へ
ブリングアウトはビジネス/開発側の採用を積極的に行なっています。 まずはカジュアル面談からぜひお話ししてみませんか?
ブリングアウトはフルリモート・フレックスタイム制度を導入しています。 従業員の約8割が育児しながら業務にも全力で取り組んでおり、仙台や静岡、福岡など日本各地から参画しているメンバーも多数いるチームです。 自由度の高い働き方を必要としながらも、成長企業、生成AIの最前線で挑戦したい方、ぜひエントリーをお待ちしております!
【採用責任者コメント】 水谷が語っている内容は、私たちブリングアウトが創業以来一貫して向き合ってきたテーマそのものです。生成AIの価値はモデルの性能ではなく、どんな一次情報を、どんな文脈で与えられるかによって決まる。その意味で「コンテクストエンジニアリング」は、これからの経営とAIをつなぐ中核概念だと確信しています。水谷は技術・ビジネス・組織を横断しながら、この本質を自分の言葉と実践で語れる稀有なプロフェッショナルです。彼の参加によって、ブリングアウトはAIを“使う会社”から“AIの力を最大化する会社”へと、もう一段ギアを上げます。このレベルの思想と実行力を持つ仲間が集まっていること自体が、私たちのカルチャーであり、これからの強みです。


